>>男子部試合情報
(早稲田スポーツ新聞会提供 記事 七澤拓海 写真 伊勢崎晃)
関東学生秋季リーグが開幕した。初戦となる今試合の対戦相手は明治大学(明大)。関東屈指の強豪校で、前回の関東学生春季リーグで対戦した際は早大を0―5で下している。今試合、前半は点を奪えずとも与えることもなく、0―0で試合を折り返す健闘を見せた。しかし後半に3点を奪われ、今回も大差での敗北となってしまった。
第1クオーター(Q)開始後から明大に攻められる状況が続く。しかし早大も守備を固めて得点を許さず、試合が動く気配はない。第2Q約1分、明大がペナルティコーナー(PC)を獲得。DF小比類巻周(政経2=東京・早大学院)とFW和田翔太(教4=東京・早大学院)がヒッターの懐に飛び込んだおかげでシュートコースはゴールから大きく逸れ、難を逃れた。第2Qも試合模様は第1Qと変わらず明大が優勢だったが、点を奪われる不安が感じられない安定したディフェンスを見せる早大。約10分に明大からPCを奪いMF中島丞一郎(スポ2=富山・石動)が打つが、GKに阻まれて得点は叶わなかった。
両チーム無得点のまま後半戦に突入。強豪・明治大学に対して今年一番の奮闘を見せている。しかし第3Q約5分、ついに明大が先制点を挙げ、膠着状態を破った。約13分、早大がPCを獲得。反撃のチャンスだったが、明大の守備にコースを塞がれてシュートできず。第4Q約5分、明大に2点目を奪われ、2点差に引き離される。早大も果敢に攻め、あと少しで点を決められた惜しい場面は数多くあったものの、明大のゴールを割ることは叶わず、約13分にダメ押しの3点目を奪われて今回も大敗に終わった。
「明治さんの方が格上ということはみんな分かっていて、厳しい戦いになるのは分かっていたんですけれど、前半は0―0で抑えられたのは凄い良かった」(FW村上和亮主将、政経4=東京・早大学院)。今回も実力差を見せつけられてしまったものの、前半を無失点に抑えたことに手応えを感じている様子だ。次戦は慶應義塾大学。DF大和田一真(政経2=東京・早大学院)は「今日の結果は、決して悪いものではないと思うので、次節、早慶戦含めて二連勝できるように、次のリーグ戦勝ちたい」と意気込んだ。