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※岩井の得点は15分の間違いです、訂正してお詫び申し上げます。
(早稲田スポーツ新聞会より引用 記事 小出萌々香、写真 新藤綾佳、涌井統矢)
全日本学生選手権(インカレ)がついに開幕。ベスト4入りし全日本選手権(全日本)へ進出することを目標とする早大男子ホッケー部。初戦は関西第5代表の神戸大学との対戦となった。前半から得点を重ねた早大は、最後まで主導権を譲らず相手を圧倒。8-0のスコアで快勝した。
秋晴れの空の下、早大のセンターパスで試合が幕を開けた。第1クオーター(Q)約1分、早大はさっそくペナルティコーナー(PC)を獲得。FW清水拓登(スポ3=滋賀・伊吹)が冷静に決め、先制点を獲得した。その後約4分にも、DF中嶋鍊(スポ4=島根・横田)ペナルティーストローク(PS)を成功させる。約6分にはFW清水からDF湯本修嗣(政経4=東京・早大学院)、そしてFW今村(光成、商4=東京・早大学院)へと素早くパスが繋がり、ふたたびボールを受けたDF湯本がシュート。早大らしい連係プレーでの得点となった。第1Q終盤には相手にサークルインを許すも、的確にカットし早大のペースを崩さない。第2QにはFW清水が再度PCで得点。さらにFW村上和亮(政経2=東京・早大学院)やFW今村の攻撃により追加点を獲得し、前半を6-0で終えた。
後半も早大が主導権を握る展開となった。第3Q開始約2分、齊藤湧大(スポ4=栃木・今市)のサークル外からのパスをFW村上がスティックに当てゴールに押し込み、7点目となる追加点を得る。DF齊藤やDF依田星也(商3=東京・早大学院)らDF陣の活躍で、相手には決して得点のチャンスを与えず。余裕ができた早大は、「あすの試合に向けて選手を入れ替えてどんどんフレッシュな選手を入れていこう」(大野誠弥主将、政経4=東京・早大学院)と、2年生を中心としたリザーブメンバーを積極的に投入。その結果、PCを重ねても思うように得点できない時間が続く。このまま試合終了かと思われた第4Q約14分50秒、DF依田がカットしたボールをFW岩井怜太(政経2=東京・早大学院)に繋げ、見事シュートを決めた。「ブザービートみたい」(岩井)と振り返る試合終了約10秒前のゴールに、客席からは歓声が上がった。
インカレ初戦、順調なスタートを切った早大。あす行われる2回戦の相手は福井工業大学(福井工大)。昨年度インカレ準優勝、今年度も全日本大学王座決定戦ベスト4の実績を持つ強豪校である。一筋縄ではいかない相手だが、MF大野主将は「絶対勝って全日本に一歩近付きたい」と力強い意気込みを口にした。磨き上げたチーム力を武器に、一致団結し勝利を目指す。