男子部 関東学生 春季リーグ 順位決定戦 法政大学

早稲田スポーツ新聞会より引用 記事 新藤綾佳、写真 小出萌々香)

関東学生春季リーグ(春季リーグ)の最終戦となった法大との一戦。ゲームは両校無得点のまま第3クオーター(Q)へと突入。しかし第3Q終盤早大がペナルティーストローク(PS)を獲得するとDF中嶋鍊(スポ4=島根・横田)がしっかりと決め1―0とリードすると最後まで点差を守りきり勝利、春季リーグを3位で終えた。リーグ戦の結果により7月に行われる全日本大学王座決定戦への出場も決定した。

 季節外れの暑さの中、法大のセンターパスから試合は幕を開けた。関東トップレベルの技術を持つ法大を相手になかなか攻めきれない時間が続く。しかし守備面では相手のシュートをGK山本健悟(スポ4=滋賀・伊吹)が冷静に弾くなど堅実な守りを見せ無失点で最初の15分を終えた。第2Qでは徐々に攻撃の流れを組み立てていく。第2Q3分過ぎにはGK山本がキックで敵陣へ向けたボールをそのまま早大が拾うとFW今村光成(商4=東京・早大学院)がサークルへ打ち込むとMF黒川理希(先理2=東京・早大学院)がシュートを放つが惜しくもゴールからずれてしまう。その後は両校共にチャンスはあったものの得点には繋がらず0−0で試合を折り返した。

 

 第3Qに突入すると、法大が2度ペナルティーコーナー(PC)を獲得するなど危ない場面もあったものの早大はしっかり守りきり先制点を奪わせない。そんな状況の中で早大が試合を動かす。第3Q終盤FW清水拓登(スポ3=滋賀・伊吹)がボールを運び相手キーパーと対決する中でPSを獲得。「チームで取った点だと思う」と振り返ったDF中嶋が冷静にゴールを奪い1―0とした。最終Qに入ると何としてでも追いつきたい法大が積極的な攻撃を仕掛けてき終盤にはキーパーを下げ新たにプレーヤーを投入するパワープレーを行うが早大が1点を守りきり勝利をつかんだ。

 

 「嬉しいですね」と試合後MF大野誠弥主将(政経4=東京・早大学院)が述べたように試合終了の合図と共に選手たちから笑顔がこぼれた。2015年シーズンのリーグ戦2位に次ぐ好成績をおさめた選手たちの喜びを想像するに難くない。今回の結果により7月に開催される全日本大学王座決定戦への出場が決まった。男子ホッケー部は次の日本全国の強豪校が集まる舞台を見つめている。